敏感肌で肌が人一倍デリケートな人は、ファンデーション選びも大変ですよね。「もし肌が荒れたらどうしよう」「ピリピリ刺激を感じたら嫌だな」と不安になると思います。
そこで今回は、敏感肌の人向けにファンデーション選びのポイントや、敏感肌でも使いやすい肌にやさしいファンデーションをご紹介します。
この記事の目次
敏感肌のファンデーション選びのポイント
敏感肌でファンデーションを選ぶときは、次の3つのポイントを意識して選んでみてください。
- パウダリータイプ
- ミネラルファンデーション
- 保湿成分入り
⑴敏感肌さんには肌負担の少ないパウダリーがおすすめ
ファンデーションには色々なタイプがありますが、スタンダードなパウダリーが敏感肌さん向けです。
「パウダリーは乾燥するのでは?」という考えもありますが、最近のパウダリーはしっとりとした質感で保湿力の高いものが増えています。
また、パウダリーはリキッドやクリーム系よりも配合されているシリコン類が少なめなので、毛穴詰まりが起こりにくく、マイルドなクレンジング剤でも落としやすいのが特徴です。
リキッドファンデーションはカバー力が高いことがメリットですが、肌悩みはカバーするよりまずケアすることが大切なので、肌負担を増やすリキッドファンデは特別な日用として普段使いは避けるのがベターです。
⑵メイン使いするならミネラルファンデーションも◎
ミネラルファンデーションを選ぶ、という選択肢もあります。
ミネラルファンデーションは、ミネラルが主成分で肌に負担がかかる成分が使われていないものが多いので、毎日メイクをしても肌負担を抑えられるのがメリットです。
カバー力は比較的低いですが、使い続けることで肌負担が軽くなったぶん、スキンケア効果が効きやすく、美肌に近づけます。
石けんで落とせるほど落ちやすいので、洗浄力は弱いけど肌負担は少ないクリームやミルクタイプのクレンジング剤でも、汚れを残さずスッキリ落とし、肌の乾燥も起こしません。
リキッドファンデーションでも、ミネラルタイプなら肌負担をできるだけ抑えたベースメイクができます。
⑶保湿成分配合のものを選ぼう
敏感肌の主な原因は、肌の乾燥です。
メイクをしてクレンジング剤を使うと、肌に必要な皮脂やうるおいまで洗い流されるため、メイクをするたびに乾燥リスクが高まります。
肌の乾燥を進行させないためには、保湿成分配合のファンデを使い、メイクをしている間も肌を保湿しましょう。
敏感肌におすすめのファンデーション<石鹸で落ちる編>
1. フルーティア ナチュラルカバーファンデーションUV
シリコンフリーなのにカバー力が高い、主成分が天然成分のスティックファンデーションです。
私も使っていますが、カバー力、使用感、保湿力ともに優秀ですよ!
小さいシミやニキビ跡ならコンシーラーなしで十分隠れますし、毎日使っても肌負担の少ない天然成分100%のファンデーションなので、敏感肌でも安心して使えます。
スルスルと伸びが良いスティック状のファンデなので、肌に直接塗ってスポンジでなじませると、しっとりとしたツヤ肌に仕上がります。
紫外線カット力も高いですが(SPF50、PA+++)、紫外線吸収剤を使っていないので、肌にやさしく紫外線対策もできます。
2. ヴァントルテ ミネラルシルクパウダーファンデーション
ミネラルファンデーションの中では、比較的リーズナブルなヴァントルテです。
天然ミネラル100%のファンデーションに、シルクが配合されているので、つけ心地はパサつかずしっとりしています。
私も愛用しており、今で2個目リピート中です。
付属のパフが肌触り良く柔らかで、摩擦刺激が無いので敏感肌でも使いやすいです。
カバー力はミネラルファンデの中では高い方ですが、シミはうっすらと見える程度になりますね。
敏感肌には嬉しい、10の成分フリーです。使い始めには、毛穴詰まりがあると毛穴落ちしやすいですが、使い続けるとシリコンの影響がなくなるため、毛穴が目立たなくなりますよ。
3. エトヴォス クリーミィタップミネラルファンデーション
乾燥性敏感肌におすすめの、クリーミーな美容液じたてのプレストファンデーションです。
セラミドやアルガンオイルなどの保湿成分、ビタミンEなど肌を整える成分入りで、メイクしながらスキンケアできます。
透明感のあるツヤ肌に仕上がり、厚塗り感がありません。
化粧下地なしでそのまま使えるので、ベースメイクで肌にかかる負担をより減らせます。
専用のパフは、テクニックいらずで薄づきツヤ肌に仕上げられるようになっているので、時間がない日もパパッと塗るだけで美肌に仕上がりますよ。
4. MiMC ミネラルクリーミーファンデーション
メイクしながらスキンケアができる、といえば忘れてはいけないMiMCのミネラルファンデーションです。
厳選した天然素材を中心に作られたファンデーション、という点では他のミネラルコスメと変わりませんが、メイクアップアーティストと共同で商品開発をしているので、トレンドを抑えたベースメイクを楽しめます。
こちらはしっとりするのにベタつかない、クリーミーなプレストファンデーションです。
エッセンスハーブバームクリームにミネラルパウダーを溶け込ませ、スキンケア成分ベースのファンデーションになっています。
ビタミン、ミネラル豊富なミツバチ由来のプロポリスという成分入りで、敏感肌を整えながら美肌に仕上げるスキンケア効果が高く期待できるファンデーションです。
敏感肌におすすめのファンデーション<デパコス編>
敏感肌用のファンデーションは肌にやさしいぶん、カバー力は比較的低めです。
肌悩みをしっかり隠したい特別な日には、デパコスのファンデーションを使ってみましょう。
デパコスのファンデーションの中で、比較的刺激が少なく、敏感肌でも使いやすいアイテムを選んでみました。
1. アテニア フュージョンスキン ファンデーション ラスターフィニッシュ
伸びの良さと軽さに優れたジェルクリームファンデーションです。
みずみずしいジェル状なので、キメの粗い肌にもなじみやすく、毛穴の開きや小じわも梅やすくなっています。
光を放つ性質を持つジェルでツヤのある仕上がりになり、薄づきでもツヤの効果で美肌に見えますよ。
無香料、無鉱物油、パラベンフリー、アルコールフリー、アレルギーテスト済みなので、敏感肌でも毎日のメイクに取り入れやすいでしょう。
2. THREE プリスティーンコンプレクションパウダーファンデーション
国産天然原料にこだわったコスメを手がけるスリーのパウダーファンデーションです。
紫外線吸収剤とパラベンフリー、合成香料、有機色素不使用とデパコスとしては珍しい、肌負担をできるだけ多く抑えられた作りになっています。
エアリーなパウダーとグローなパウダー、2種類のパウダーで軽やかだけどツヤのある仕上がりです。
9種類の植物オイルが配合されているので、保湿力も申し分なし、カバー力はナチュラルですが、肌負担を抑えたいデイリーメイクにおすすめです。
3. セルヴォーク インテントスキン スティックファンデーション
セルヴォークもまた、デパコスながら天然由来成分にこだわったブランドです。
パウダリーファンデーションもおすすめですが、カバー力を求めるならスティックファンデーションがおすすめですよ。
シリコンフリー、ラベンダーオイルやティーツリーオイルなど、天然の保湿成分が配合されているので、乾燥しやすい敏感肌さんでもしっとりとした肌に仕上がります。
透け感のある仕上がりで、厚塗りにならないので、デイリーメイクにもぴったりです。
敏感肌向けの皮膚科医監修のファンデーションはある?
敏感肌向けに皮膚科医が開発したファンデーションは、ビューティフルスキンから販売されています。
また、皮膚科医監修にこだわらず、敏感肌向けの低刺激処方のメーカーのファンデーションもチェックしてみてください。
ビューティフルスキン ミネラルファンデーション
「ビューティフルスキン ミネラルファンデーション」は、全国の医療機関で採用されている、皮膚科学から生まれたミネラルファンデーションです。
メイクをしたくても肌が弱くてできない、という極度の敏感肌でも使えるファンデーションで、4つの安全性試験をクリアしています。
パウダータイプのミネラルファンデーションですが、粒子が細かく「つけ心地がとても軽い」と好評です。肌荒れによる赤みや吹き出物もしっかりカバーできます。
ノーマルタイプの他に、年齢トラブルに良い抗酸化成分フラーレンを配合したタイプもあり、年齢肌の40代にもおすすめです。
どのミネラルコスメを使っても肌に合わない、という敏感肌の方の最後の砦的な存在のファンデーションですね。
低刺激処方のメーカーのファンデーションも要チェック
市販のスキンケア、コスメメーカーの中には、敏感肌向け低刺激処方の商品を展開しているメーカーもあります。代表的なのが、ノブとキュレルです。
ノブ パウダリーファンデーション UV
肌の赤みや毛穴、凸凹をなめらかに整え、肌悩みをしっかりカバーしながら肌に負担をかけないノブのパウダリーファンデーションです。
低刺激性、紫外線吸収剤や香料不使用で、敏感肌向けのコスメを長年開発販売してきたノブのファンデーション、というだけでも安心して使えるでしょう。
カラーバリエーションも5色と豊富で、自分の肌色にぴったりの色が見つかりやすいです。
付属のスポンジは、摩擦刺激の少ない肌当たりがやさしいスポンジなので、肌を傷つけずにファンデーションを塗れます。
キュレル パウダーファンデ
ルースタイプのファンデーションで、カバー力はナチュラルですが、休日のちょっと出かけるとき用の肌を休める目的のベースメイクにおすすめです。
ふんわり細かいパウダーが肌をなめらかに整えます。
手軽に試してみるならプチプラファンデーションも
コスメ代はできるだけ節約したい、という節約派の敏感肌さんは、プチプラでも使えるファンデーションがないか気になっているでしょう。
敏感肌さんがプチプラのファンデーションを使うなら、ミネラル系ファンデを選ぶか、無添加処方のBBクリームをファンデーションがわりに使うのがおすすめです。
1. メイベリン ピュアミネラル BB フレッシュクッション
クッションタイプのBBなので、パフでポンポンとなじませるだけで化粧下地、日焼け止め、ファンデーションの3つのベースメイクが完了します。
60%が化粧水成分という化粧水仕立てなので、乾燥せず長時間保湿効果が期待できます。スキンケアしたばかりのようなツヤ肌で、肌トラブルが目立ちにくくなりますよ。
朝は時間がなくてベースメイクが雑になりやすい、という人でもテクニックなしでキレイに仕上がるクッションBBです。
2. エテュセ BBミネラルコンパクト
エテュセのミネラルコンパクトは、肌色をトーンアップして見せるので、肌のくすみが気になる敏感肌の人におすすめです。
エテュセお得意のテカリ防止効果もあるので、Tゾーンがテカリやすい混合肌タイプの敏感肌でも使いやすいでしょう。
さらっとしているので、お直し用のパウダーとしても使えます。
3. キャンメイク マシュマロフィニッシュパウダー
プチプラコスメで人気のキャンメイクなら、洗顔料で落とせるタイプのマシュマロフィニッシュパウダーがおすすめです。
仕上げ用パウダーですが、ちょっと外に出かけるときに紫外線予防でささっとつけられますよ。
ふんわり仕上げでベタつき、テカリを抑えられるので、仕上げ用パウダーとしても優秀です。
敏感肌はクレンジング選びにもこだわって
敏感肌さんがメイクをする場合、化粧品だけではなく、化粧を落とすクレンジング剤にもこだわりましょう。
洗浄力が強いメイク落としは、肌に必要な皮脂やうるおいまで落としてしまうので、市販の安価なクレンジング剤は避けてください。
クレンジング剤の中では、クリームとミルクタイプが比較的洗浄力がマイルドで、保湿力もあるので、敏感肌の乾燥を悪化させません。
特に毎日メイクをする人は、毎日使っても肌負担の少ないオーガニックやナチュラル系のクレンジング剤がおすすめです。
「洗浄力が弱いと毛穴汚れが落ちない」と不安な人は、週に1、2回は洗顔ブラシで毛穴ケアをしてみてください。
敏感肌におすすめ!「チャントアチャーム クレンジングミルク」
国産のナチュラルコスメ、チャントアチャームのクレンジングミルクは、植物性オイルと温泉水がベースの肌にやさしいクレンジング剤です。
自社農場を持っており、農場で育てた無農薬のハーブエキスや北アルプスの温泉水など、厳選した天然成分で汚れを落としながら肌を整えます。
ミルク状ですが、肌になじませるとオイルに変化するので、洗浄力はマイルドでも汚れはしっかり落とせますよ!
ダブル洗顔不要なので、肌のうるおいをキープでき、つっぱらず洗い上がりはしっとりします。
敏感肌さんは肌負担の少ないファンデーションを選ぼう
敏感肌でも肌に負担のかかりにくいパウダリータイプや、ミネラルファンデーションなら、毎日メイクをしても肌荒れしにくく、クレンジングしやすいのでおすすめです。
特にミネラルファンデーションは、肌に負担がかかる成分不使用、スキンケア成分入りでメイクをしながら肌を整えられるものが多いので、敏感肌でも安心して使い続けられます。
ファンデーションと合わせて、クレンジング剤も肌にやさしい低刺激なものを使えば、肌の調子が安定し、肌トラブルの予防に効果的です。