ニキビが治っても、ニキビ跡が残るようになってしまうと、メイクでカバーするのが難しくなったり、放っておくとシミのように長く残ってしまったりと厄介ですよね。
ニキビ跡は、メイクで隠す前に、普段のお手入れでケアすることが大切です。
今回は、ニキビ跡に効果的な化粧水をプチプラ、デパコス、通販系それぞれに分けてご紹介します。
この記事の目次
ニキビ跡にいい化粧水の選び方
ニキビ跡といっても、実は3つのタイプがあり、それぞれケアするアプローチは異なります。あなたのニキビ跡はどのタイプですか?
- 炎症タイプの赤いニキビ跡
- 色素沈着した茶色いニキビ跡
- 凸凹になったクレーター状のニキビ跡
ニキビ跡にいい化粧水は、ニキビ跡のタイプ別に効果的な有効成分が入っている化粧水を選ぶことが大事です。
さらに、ニキビ跡は肌のターンオーバーを経て少しずつ改善されていくので、ターンオーバーを促す成分も必要になります。
ターンオーバーを促すには、肌の乾燥を抑え保湿成分と古い角質を取り除く成分が効果的です。
ニキビ跡にいい有効成分と保湿成分入りの化粧水か、角質除去成分まで入った化粧水を選びましょう。
有効成分と保湿成分のみの化粧水の場合は、週に1回ほど肌にやさしい低刺激のピーリング剤で角質ケアするのもおすすめです。
ニキビ跡におすすめの化粧水<ドラッグストア編>
プチプラのドラッグストアの化粧水は、ニキビができやすい人がニキビ跡を防ぐ予防として使うのがおすすめです。
1. ちふれ化粧品 美白化粧水W しっとりタイプ
プチプラですが医薬部外品として侮れない、ちふれの美白化粧水です。
赤と青がありますが、どちらもビタミンC誘導体入り、赤はアルブチン、青はグリチルリチン酸2Kが配合されています。
炎症を起こす赤ニキビができやすい人は、抗炎症作用のあるグリチルリチン酸2K入りの青、シミができやすくニキビ跡が茶色く残りやすい人は、美白有効成分が2種類入った赤がおすすめです。
保湿成分のヒアルロン酸とトレハロースが配合されているので、乾燥対策もできます。
2. ロート製薬 メラノCC薬用しみ対策 美白化粧水
口コミ評価でシミやニキビ跡に効果があったという声が多いのが、ロート製薬のメラノCCの化粧水です。
浸透が早いビタミンC誘導体が肌の隅々にビタミンCパワーを届けます。ニキビ跡と合わせて、シミやソバカス予防もできるので一石二鳥ですね。爽やか柑橘系の香りで心もスッキリしますよ!
3. 肌ラボ 極水ハトムギエキス+浸透化粧水
ニキビができやすく、肌が乾燥するという人はコットンパックがおすすめです。
コットンパックには、惜しみなくたっぷり使えるプチプラ大容量の化粧水でも十分な効果があります。
肌ラボのハトムギ化粧水は、ビタミンC誘導体入りなので、保湿だけではなくニキビ跡にも効果的です。
さらに、肌に浸透しやすいナノ化ミネラルヒアルロン酸の効果で、うるおい不足になりやすい乾燥性敏感肌もたっぷりうるおいます。
4. ネイチャーコンク 薬用クリアローション
ハトムギ由来の角質除去成分で、肌を傷つけずに角質ケアでターンオーバーを促す拭き取り化粧水です。
抗炎症成分のグリチルリチン酸ジカリウムに、美白有効成分のプラセンタエキスが配合されているので、茶色く残りやすいニキビ跡のケアにおすすめです。
黒ずみや肌のざらつき改善にも使えますし、朝の洗顔が面倒なときは洗顔がわりにもなるので、1本あれば大活躍しますよ!
ニキビ跡におすすめの化粧水<デパコス編>
1. KOSE プレディア スパ・エ・メール ブラン コンフォール
ハーブの心地いい香りでリラックスできる使い心地の化粧水です。
リラックスできる使い心地なのは、化粧品にスパメソッドを取り入れたプレディアならではですね。
こだわりの海洋深層水に、保湿と肌を整える効果が高いハトムギ水を配合し、肌にうるおいをたっぷり与えます。
ビタミンC誘導体でニキビ跡をケア、さらに角質柔軟オイルで硬くごわつきやすい角質を和らげ、ターンオーバー促進にも効果的です。
2. アルビオン 薬用スキンコンディショナー エッセンシャル
コスメレビューサイトで「ニキビ跡にいい!」とユーザーに絶賛されている、アルビオンのロングセラー化粧水です。
グリチルリチン酸ジカリウムが肌の炎症を抑え、ハトムギエキスがうるおいを与えて透明感のある素肌に整えます。
デパコス化粧水は少々お高いので、普段はプチプラ化粧水、肌荒れやニキビができたらこちら、というふうに使い分けている方もいるんですよ。
ただ、香料やエタノールが配合されているので、ピリピリ刺激を感じやすい敏感肌の方はパッチテストをした方が良いかもしれません。
3. イプサ ザ・タイムR アクア
インスタのコスメアカウントで人気のイプサの薬用化粧水です。
しっとりうるおうのにベタつかない、みずみずしい使い心地で、乾いた肌にうるおいをたっぷり補給し、肌のキメを整えます。
ただの保湿化粧水じゃない、イプサ独自のうるおいを肌に留まらせる水の層を作る成分で、肌のみずみずしさを長時間キープします。
ニキビ跡に良い有効成分入り、というわけではありませんが、保湿力がとにかく高いため、肌がうるおってターンオーバーが整い、ニキビ跡が改善されやすくなるでしょう。
乾燥肌でニキビができやすい人におすすめです。
ニキビ跡におすすめの化粧水<通販編>
できてしまったニキビ跡を集中的にケアするなら、実力派揃いの通販で購入できる化粧水がおすすめです。
1. トゥベール 薬用ホワイトニングローションαEX
専門機関での取り扱いレベルでビタミンC誘導体を高濃度配合した、薬用美白化粧水です。
ビタミンC誘導体の中でも、色素沈着に対する効果について医学的に発表されている種類を採用しているので、ニキビ跡はもちろんシミも同時に本格的にケアできます。
ビタミンC誘導体は、シミ、ニキビ跡に限らず、毛穴や皮脂トラブルにも働きかけるので、使い続けることで皮脂の過剰分泌によるニキビにも効果的です。
高濃度のビタミンC誘導体配合の化粧品は、トゥベールを含め、大手化粧品会社のたった5社しか認められていないという開発のハードルの高さ!
プチプラビタミンC誘導体入り化粧水では効果がなかった、という人におすすめです。
2. エトヴォス 薬用アクネvcローション
敏感肌や時期によって肌が荒れるゆらぎ肌におすすめの、エトヴォスの薬用化粧水です。
肌に浸透しやすく、皮膚内でビタミンCの作用を発揮しやすいビタミンC誘導体を配合し、ニキビができている肌にも即効で働きかけます。
メラニン生成を抑え、ニキビ跡の色素沈着やシミも防ぎ、ニキビケアと美白ケアを同時にできる優れものです。
さらに、敏感肌でも使いやすい低刺激性で、シリコンやパラベン、界面活性剤フリー、タール系色素や香料、鉱物油不使用なので、荒れている肌にも使いやすいでしょう。
3. セラ VCローション
オイリー肌で皮脂量が多く、ニキビがしょっちゅうできるという人におすすめのセラコスメティックスの高濃度ビタミンC誘導体入り化粧水です。
皮膚科クリニックでも採用されているビタミンC誘導体7%と高濃度に配合しているので、乾燥肌の人が使うと肌がつっぱる感覚がするため、オイリー肌の人向けにおすすめします。
テカリやベタつきを抑え、ニキビ跡やシミにも効果を発します。
無香料、無着色、防腐剤フリー、顔のニキビはもちろん、デコルテや背中のニキビ跡のケアにも使えますよ。
ビタミンC誘導体の濃度が高いため、ニキビ跡に部分的に使うのもおすすめです。
4. ビーグレン クレイローション
ニキビ跡ケアから毛穴、シミ、エイジングケアと肌悩みごとに適した化粧品を開発しているビーグレンのニキビケア化粧水です。
炎症を抑えるグリチルリチン酸ジカリウムと、肌にうるおいの膜を作る天然クレイ成分が、ニキビのないなめらかな肌を育てます。
とろみのあるテクスチャーですが、肌にスッと浸透する使い心地の良さです。
ビーグレンでは、ニキビ跡をトータルでケアするアクネケアセットがあります。
洗顔料から美容液まで、基礎化粧品全てをニキビ跡ケア用に揃えるのもおすすめです。
5. ドクターシーラボ フォトホワイトC薬用ホワイトニングローションEX
ニキビ跡だけではなく、ハリツヤのある肌を目指したいなら、ニキビ跡の有効成分の他に、天然由来の美容成分がたっぷり配合されたドクターシーラボの美白化粧水がおすすめです。
持続型ビタミンC誘導体とトラネキサム酸で茶色くなるニキビ跡を防ぎ、肌に潜む隠れシミまで撃退します。
天然由来の角質柔軟成分で、肌のごわつきを防いでターンオーバーが正常に働く効果も期待できますよ。
バリア機能をサポートするセラミドも3種類配合されているので、うるおい不足になりやすい大人の肌に特におすすめです。
保水力の高いコラーゲンとヒアルロン酸も各種3種類配合されているため、使い続けるほどハリツヤのある若々しい肌が育ちます。
ニキビ跡にはバイオイルもおすすめ!
オイリー肌以外の人は、ニキビ跡に良い化粧水と合わせて、バイオイルを使ってみるのも良いかもしれません。
「バイオイルがニキビ跡に効く!」とSNSで話題になり、ニキビ跡に悩んでバイオイルを使う人が増えています。
ニキビ跡に効く?バイオイルとは
全世界142カ国で販売されているスキンケアオイルです。
ただの保湿オイルではなく、妊娠線や傷跡、ニキビ跡、乾燥小じわなど、様々なトラブルを持つ肌の保湿に使えます。
オイルですが比較的ベタつきが少なく、さらっとしているので季節を問わず使いやすいですよ。
バイオイルでニキビ跡をケアする方法
朝晩のスキンケアの最後に使います。
ただし、乳液とクリームを使ってさらにバイオイルを重ねると、油分過多になって肌質によっては逆にニキビができる可能性もあるので要注意です。
乳液、クリームと油分多めのスキンケアをしている場合は、バイオイルはニキビ跡部分にだけ塗るようにすると良いでしょう。
乾燥肌の人や、化粧水の浸透が悪くなってきた、というときは、洗顔後にバイオイルを顔全体に塗ると、肌が柔らかくほぐされて化粧水が浸透しやすくなりますよ。
ニキビ跡ができる原因とは?
原因がわからないと、ニキビが再発したときに新たなニキビ跡ができてしまいます。ニキビ跡を目立たなくさせるためには、ニキビ跡がなぜできるのか、原因を知りましょう。
赤いニキビ跡の原因は炎症
ニキビの痛み自体は引いたのに、赤いまま治らないニキビ跡は、ニキビ跡の部分で炎症を起こし続けていることが原因です。
炎症が続くと、アクネ菌の増殖も続いて赤みが進行し、時間が経つと色素沈着を起こします。
ニキビができたら、炎症を抑える成分入りの塗り薬でケア、ニキビが引いてからも炎症が再発しないように、抗炎症成分入りの化粧水でケアを続けましょう。
痛みがひどい状態のニキビには、市販の塗り薬ではなく、皮膚科でもらう薬の方が効果的でニキビ跡も残りにくいです。
赤ニキビが痛くなりやすい人は、皮膚科を受診した際にいつでも使えるよう塗り薬も購入しておくと良いでしょう。
茶色いニキビ跡はメラニンの過剰生成が原因
ニキビ跡が茶色くなるのは、紫外線やストレス、スキンケア時の過度な摩擦により、メラニンが過剰に生成され、色素沈着を起こすことが原因です。
メラニンは、通常はターンオーバーによって古い角質とともに排出されます。
しかし、加齢や生活習慣、ストレスなどが原因でターンオーバーが遅れると、古い角質に含まれるメラニンが色素沈着を起こしやすくなるのです。
ただし、色素沈着は他のニキビ跡よりも比較的ケアしやすく、シミを防ぐのと同じように美白ケアを続け、ターンオーバーを繰り返すうちに薄くすることができます。
美白ケアと合わせて、低刺激のピーリングを定期的に行うとより効果的です。
クレーターのように肌がボコボコするのはコラーゲンが原因?
肌がボコボコ状態になるのは、ニキビ跡を皮膚が修復する過程で分泌されるコラーゲンが原因です。
コラーゲンはお肌に良い成分ですが、ニキビができているときに大量に発生されるコラーゲンには、別の働きもあります。
ニキビの炎症を抑えるために発生したコラーゲンは、修復の過程で毛穴を広げ、空洞のようなものを作ってしまうことがあるのです。
クレータータイプのニキビ跡は、セルフケアで改善するのが難しいので、皮膚科でケアしてもらいましょう。
ニキビ跡は化粧水と合わせて紫外線対策や美顔器でもケアできる!
ニキビ跡をケアする化粧水だけではなく、普段から日焼け止めをしっかり塗って紫外線対策を忘れずに行ってくださいね。また、ニキビ跡にはイオン導入美顔器を使うのも効果的です。
実際に、皮膚科でもイオン導入施術でニキビ跡をケアするメニューがあります。
皮膚科やクリニックと違い、即効性はありませんが、化粧水だけではなく、美顔器も普段のお手入れに取り入れると、より効果的にニキビ跡をケアできますよ。