高校生でもシミができる!?できてしまったシミを消すには?

「自分はまだ若いから大丈夫」なんて考えている高校生のみなさん、高校生でもシミができると聞いたら驚きますか?

実は、シミの種類によっては高校生の年齢でもできることがあり、もしもできてしまったら早急なケアが必要になるのです。

そうならないためには事前の対策が必要ですが、できてしまったシミでも、正しいケアを行えば改善することが可能です。

それでは、高校生でもできることがあるシミの種類や、それらができてしまったときの対策方法についてご紹介していきましょう。

高校生でもできやすいシミはこの3種類!

10代のシミと聞いても、あまりピンとこないかもしれませんね。

しかし、シミができる原因は生活の中のあらゆる部分に隠されており、気が付いたらシミができていたということも珍しくありません。

こちらでは高校生でもできやすいシミの種類についてご紹介していきますので、まずはこのようなシミがあるということを知識として頭に入れておきましょう。

老人性色素斑(日光黒子)

高校生の方は“老人性”という言葉に対して違和感を覚えるかもしれませんが、このシミは高校生でもできることがあるのです。

では、老人性色素斑とはどのようなシミなのでしょうか?

このシミは日光黒子(にっこうこくし)とも呼ばれ、紫外線の影響を受けることによってできます。

紫外線に多く当たると、それがたった1日であっても日焼けをすることがありますよね?

これは、紫外線の影響を受けてメラノサイトが活性化され、それによってメラニン色素が生成させるために起こる現象です。

紫外線によるメラニン色素の生成は、身体の防御機能が働いたことによって起こります。

また、紫外線にはA波(UV-A)とB波(UV-B)があり、A波は真皮層にまで侵入する性質があるため、時間をかけて肌老化を作る性質を持っています。

一方のB波は真皮層に到達することはありませんが、波長が短い分パワーが強く、短時間浴びただけでも日焼けをするという、A波とは異なった性質を持っています。

そして、強烈な紫外線B波を浴びると皮下のメラノサイトが活性化されて、直ちにメラニン色素の生成が始まります。

そして、このメラニン色素がシミの原因になるわけですが、これはメラニン色素に紫外線を吸収させて、真皮層を守る機能が作動したことによって起こる現象です。

つまり、本来であれば肌細胞を守るために生成されるのがメラニン色素ということなのですが、それが表皮に押し上げられてきて色素がそのまま残ってしまうとシミになるということですね。

高校生の年齢の方にとっては、老人性色素斑という言葉自体に抵抗があるかもしれませんが、実は、これが最もできやすいシミなのです。

このシミを作りたくなければ、まずは紫外線ブムロック対策をしっかり行うことが大切ですので、特に部活などで紫外線を浴びる機会が多い方は、1年を通じてしっかりと紫外線対策を行っておきましょう。

「日焼けの原因が紫外線であることは皆さんすでにご存じでしょうが、皮膚が紫外線を浴びるとまず、角質層が紫外線を反射して、体内に入り込む量を少なくしようと頑張ります。

その角質層をくぐり抜けて内部に入ってきた紫外線に対しては、メラノサイトがメラニン色素をつくり出して紫外線を吸収し、真皮への侵入を防御します。

直射日光を浴びた皮膚の内部では、メラノサイトがめいっぱい働いて、メラニン色素が増大し、皮膚の中に沈着して肌の色が次第に濃くなるというのが日焼けのメカニズムです。

嫌われもののメラニン色素も実は、紫外線から皮膚細胞が破壊されることを防ぐという大切な役割を果たしているのです。

引用:セルフドクターネット

ソバカス

幼少期に現れやすいシミで、そのおもな原因は遺伝的な体質にあると考えられ、思春期以降に以前に消えるか薄くなることが多いという特徴があります。

ここで、「体質なら薄くするのは無理なのでは?」と思うかもしれませんね。

しかし、ソバカスは紫外線の影響を受けて濃くなることがありますので、裏を返せば、紫外線対策を行っておけば濃くなる可能性が低くなると考えることができます。

また、ソバカスはケア方法次第で薄くすることが可能ですので、まずは諦めずに、今できるケアを行ってみて様子を見ると良いでしょう。

そばかすは遺伝が主な原因であるため、完全に防ぐことは難しいのですが、濃くしない方法はあります。

そばかすは紫外線の影響で濃くなる場合が多いので、日焼け対策が肝心です。衣服や日焼け止めクリームで、日常のUVケアを充分に心がけましょう。

引用:ハイチオール

色素沈着によるシミ

高校生はホルモンバランスが不安定な時期で、男性ホルモンの働きが活性化されると皮脂分泌が増え、それによってニキビができやすくなります。

そして、ここで問題となるのが、ニキビ跡による色素沈着です。

白ニキビや黒ニキビであれば、特に何もしなくても自然治癒することがありますが、赤ニキビや黄ニキビになると、ニキビ内部に芯ができますので、それが出てくるまでは完治しません。

特に黄ニキビの場合では芯が膿を持つことがあり、その際には毛穴周辺組織が大きなダメージを負うことも少なくありません。

そして、ここまで悪化したニキビになると完治してもニキビ跡がはっきりと残ってしまうことがあります。

この場合では専門的な治療が必要になることもありますので、詳細については以下でご紹介することにしましょう。

シミを見つけたらすぐにケアを!種類ごとのケア方法はコレ!

それでは、シミを改善する方法をご紹介していきますので、まずはご自身で行えそうなケアから開始してみてください。

炎症部分に紫外線があたった場合に色素沈着を起こしやすいので、日焼け対策を行ってください。

ニキビができたときはニキビ治療とともにUVケアも念入りに行い、傷跡を保護するなどして紫外線を防ぐなどの対処をしましょう。

引用:ハイチオール

食生活でケア

私たちの肌細胞は日々入れ替わっており、古い角質層が剥がれ落ちてから新しい角質層が誕生するまでのサイクルはターンオーバーと呼ばれています。

ターンオーバーはおよそ30日前後で繰り返されるのが理想とされていますが、ダイエットなどで栄養不足に陥るとターンオーバー周期が乱れ、角質上部に浮き上がってきたシミがなかなか薄くならないことがあります。

このような状態は高校生でも起こることがありますので、無理なダイエットをしている方はそれをストップして、なるべく多くの栄養素を摂ることを心がけてみてください。

特にタンパク質とビタミンは肌細胞の活性化になくてはならない成分ですので、毎日の食事で積極的に摂りましょう。

また、生理によって血液が大量に失われると鉄分不足になって肌荒れが起こることがありますので、鉄分もなるべく意識して摂ることを心がけてくださいね。なお、鉄分はビタミンCと同時に摂ると体内に吸収されやすくなりますよ。

美白化粧品でケア

市販されている化粧品にははっきりと「美白成分配合」という表示がありませんので、まずは以下の成分を高濃度で配合した化粧品を選んでみましょう。

ビタミンC誘導体

ビタミンCはそのままの形ではお肌に吸収されにくいため、ビタミンCを含む果汁などを直接お肌に付けるようなことはしないでください。特に柑橘類の場合では、光毒性といって紫外線に強い反応を示す性質を持っています。

そして、これを知らずに果汁などを直接お肌に塗って紫外線に当たってしまうと、シミが以前よりも濃くなることがあります。

でも、ビタミンC誘導体なら光毒性はありませんし、お肌に吸収されやすい性質を持っているため安心して使用することができます。

ビタミンC誘導体には美白作用のほか細胞の老化を予防する作用もありますので、将来的な肌老化の予防にも役立ちます。

ただし、ビタミンC誘導体はやや刺激が強い成分であるため、ニキビ肌や治りかけのニキビがあるお肌につけるとヒリヒリしたり赤くなったりすることがあります。この成分配合の化粧品を使用するのなら、ニキビがしっかり治るまで待ちましょう。

アルブチン

メラノサイトの活性化に関わる酵素・チロシナーゼの働きを抑制する成分です。この成分はビタミンC誘導体よりもお肌への刺激が少ないため、ニキビ肌でも使用することができます。

トラネキサム酸

肝斑というシミに効果的な成分ですが、ソバカス改善にも役立ちます。また、お肌への刺激が弱いため、ニキビ肌でも安心して使用することができるというメリットもあります。

化粧品の成分表示について

化粧品本体やパッケージには配合成分が記載されていますが、これは配合量が多い順に記載されています。化粧品を選ぶ際には、訴求成分がなるべく多い製品を選ぶように注意しましょう。

医療機関でケア

クレーター状になったニキビ跡や、ニキビ跡や傷跡などによる頑固なシミでお困りなら、少しお金はかかりますが、美容外科や美容外科で治療を受けてみるというのもひとつの方法です。

ただし、未成年が美容治療を受ける場合では親権者の承諾書が必要になることがありますので、あらかじめ親権者の承諾を得ておいてくださいね。
なお、承諾書は各クリニックの公式サイトからダウンロードすることができますが、ご自宅にパソコンやプリンターがない場合では手書きでもOKです。

また、親権者以外の家族が親権者になりすまして承諾書を書いてしまうと「公文書偽造罪」という法律に触れることになりますので、必ず親権者に書いてもらいましょう。

ケミカルピーリング

サリチル酸やグリコール酸などの薬液で角質層を優しく剥がし、ターンオーバーを促進させるための治療です。高校生の場合では、よほどのことがない限りターンオーバー周期が極端に長引くことはないと考えられます。

しかし、ダイエットなどで栄養不足に陥った場合では急にターンオーバーの周期が乱れることがあります。「お肌がゴワゴワした硬い感じになっている」「お肌の色がなんとなく暗い」「シミが長期間消えない」というときにはひとまずターンオーバー周期の乱れを疑うがあり、このような状態の改善に役立つのがケミカルピーリングです。

レーザー治療

レーザーは茶色や黒などの濃い色素に反応を示す性質があり、その性質を利用してシミ改善を行うのがレーザー治療です。この治療はピンポイントでシミを狙い撃ちすることができますので、ポツンとひとつだけできたシミや、数カ所に散らばってできた小さなシミ改善におすすめです。

なお、レーザーを照射すると、その熱を吸収したシミ部分にはかさぶたができ、それが自然剥がれるまでには約1週間の時間が必要です。かさぶたは医療用テープやガーゼで保護することになりますので、学校の都合などでそれはまずいという場合には、春休みや夏休みを利用して治療を受けるという方法がおすすめできるでしょう。

まとめ

高校生だからといって、油断できないのがシミです。特に老人性色素斑は高校生をはじめとする若い年代の方でもできることがあるシミですので、まずはそれを作らないように日々紫外線対策を行っておきましょう。

また、シミができてしまったとしても、それを見つけ次第適切なケアを開始すれば、比較的短期間で改善することができるでしょう。

若い頃にできたシミを放置すると、20代、30代と年齢を重ねるごとに悪化することがありますので、一に予防、二に適切なケアを心がけ、大切なお肌をシミから守りましょう。